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フィット感抜群の高コスパ完全ワイヤレスイヤホン「TaoTronics SoundLiberty 53」をレビュー

どうも、すけろく(@sukeblog314)です。

ワイヤレスイヤホンを選ぶ基準というのは人によって大きく異なる。イヤホンの音質が最も大事だという人もいれば、価格やメーカーを重視する人も多いだろう。

なかでも、僕がワイヤレスイヤホンを選ぶ際にひそかに重視しているのがイヤホンのフィット性能だ。長時間装着しても耳が疲れないという点はイヤホン選びの大事な要素。

いくら高価格のワイヤレスイヤホンでも、その人の耳にフィットしなかったり長時間の使用で耳が痛くなるようなことがあれば普段使いはしづらい。

5,000円以下という高コスパで、耳とのフィット性能に優れ、バランスの取れた音質を兼ね備えたワイヤレスイヤホン。それが「TaoTronics SoundLiberty 53」だ。

すけろく
すけろく
長時間の使用に最適なモデルだぞ

TaoTronicsは2008年に設立された世界的なオーディオ・家電ブランド。国内での知名度はそこまで高くはないが、品質の高さとコストパフォーマンスの良さに定評がある。

本記事ではTaoTronics SoundLiberty 53の特徴と使用感について紹介する。

SoundLiberty 53の特徴と外観

TaoTronics SoundLiberty 53は2019年の発売開始以降、フィット性能の高さと5,000円以下という手頃な価格で根強い人気を集める完全ワイヤレスイヤホンだ。

アマゾンの売れ筋ランキングでも常に上位に食い込んでいて、ユーザーからの評価も高評価のものがほとんど。ワイヤレスイヤホン初心者に適したモデルと言えるだろう。

3月には改善版となる第3世代のSoundLiberty 53が発売。Airoha社の「MCSync技術」を採用することで、接続安定性がさらに向上し音質もよりクリアになった。

MCSync技術は、左右のイヤホンに同時にBluetooth信号を伝送する左右同時伝送を可能にするもので、音飛びの軽減やバッテリーの持続時間の向上にも貢献している。

MCSync技術のメリット
  • 接続安定性の向上
  • 電池の持続時間の向上
  • 音質の高解像化
  • 音飛び音ズレの軽減

イヤホン単体での連続再生時間は約6時間。対応コーデックはAACとなっている。

すけろく
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充電ケースと併用すれば約40時間の再生が可能!

同梱品は、TaoTronics SoundLiberty 53本体、充電ケース、イヤーピース4種類(装着済みも含め)、Micro USBケーブル。

TaoTronics SoundLiberty 53はAirPodsにイヤーピースを取り付けたようなフォルム。AirPodsが丸みを帯びているのと比べて少し四角っぽいのが特徴的だ。

イヤホンにはタッチセンサーが搭載されていて、音量の調整や曲の先送り、再生/停止の切り替えなどの操作をイヤホン側で行うことができる。

イヤホン本体の防水性能はIPX7相当。最高レベルの防水性能を備えているので、汗や雨でガッツリ濡れても問題なく使用することができる。

IPX7とは

「水面下15㎝〜1mの場所で、30分間水没させても内部に浸水しない」と定義された防水規格のこと。

イヤホンの重量は片耳のみで約5g。左右を合わせてもたったの10gと非常に軽い。

実際にイヤホンを指でつまんだり手のひらに乗せたりしてみたが、イヤホンが軽すぎて開封早々に地面に落としてしまった。それほどまでにイヤホンは軽くなっている。

充電ケースのサイズは縦40×横80×高さ25mと非常にコンパクト。楕円形のフォルムを採用することで手のひらで握ったときにしっかりグリップが効くようになっている。

充電ケース表面は艶のあるプラスチック素材を使用。TaoTronicsのロゴが中央にプリントされていて、シンプルながら高級感のあるデザインだ。

SoundLiberty 53の充電

イヤホンのバッテリーが少なくなると『Low battery』という音声案内が流れる仕組みで、10分以内に充電をしないと自動的に電源が切れるようになっている。

イヤホンを充電する場合は、充電ケースにイヤホンを収納すれば自動的に充電が開始される。充電中はイヤホンのLEDライトが青く点滅し、充電が完了すると消灯する。

充電ケースの背面には充電用のMicro USB端子を用意。付属のMicro USBケーブルと別売りのアダプターを組み合わせることで充電することができる。

TaoTronics SoundLiberty 53は残念ながらワイヤレス充電には対応していない。ワイヤレスイヤホンとしての性能が高いだけに、この点は少し惜しい気もする。

ケースの充電中は、ケースの側面に内蔵された4つのLEDインジケータが点灯し、充電状況をすぐに確認できるようになっている。

SoundLiberty 53のペアリング

TaoTronics SoundLiberty 53のペアリングは左右同時伝送を採用しているため非常にスピーディー。ケースからイヤホンを取り出せば即座にペアリングが開始・完了する。

ペアリングの手順は非常に簡単。イヤホンをケースから取り出すとLEDライトが青と白に点滅するのでデバイス側で[設定]>[Bluetooth]を選択。(iPhoneの場合)

その他のデバイスから[TaoTronics SoundLiberty 53]を選択すれば完了だ。

同製品には自動ペアリング機能が搭載されているため、イヤホンをケースから取り出すだけで最後に接続していたデバイスに自動的に再接続されるようになっている。

また、TaoTronics SoundLiberty 53は両耳でのペアリングだけでなく、片耳のみでペアリングする機能も備えている。

すけろく
すけろく
外部の音を聞きたいときに重宝しそうだ

SoundLiberty 53の音質と装着感

TaoTronics SoundLiberty 53の装着感は非常に素晴らしく、フィット感は抜群。個人的にはフィット性能に優れているAirPods Proよりもこちらの方がフィットする。

首を上下左右に激しく振っても、ジャンプして振動を与えてみても微動だにしなかった。もはや装着していることを忘れるような装着感と言っても過言ではない。

すけろく
すけろく
このフィット性能には驚愕!

ただ、イヤホンのタッチ操作には少々コツが必要だと感じた。一般的なタッチ式イヤホンと違って曲の再生/停止に2回のタップが必要なので、慣れるまでは混乱しそう。

また、ボタン式と比べるとやはり誤操作が多くなる。意図せず音声アシスタントを起動してしまったり、音量を上下させてしまうことも多かった。

この点は、TaoTronics SoundLiberty 53の短所と言えるかもしれない。

音質に関しては低音がより強調されているが、中音域もクリアに表現されていて、聞き疲れしないバランスの取れた音質になっている。

高音域に関しては少し弱いような感じもあるが、それでも音はしっかり伸びている。

コーデックがAACなのでaptXほどの高音質は出せないが、5,000円以下の完全ワイヤレスイヤホンとしては十分過ぎる音質に仕上がっているだろう。

また、TaoTronics SoundLiberty 53にはノイズキャンセリング機能は搭載されていないものの、カナル型で遮音性が高いので外部の音はあまり気にならない。

電車の音や自転車に乗るときの風切り音などはすり抜けてくるが、それ以外のノイズはある程度遮断してくれるので、周囲の音を気にせず音楽を楽しむことができる。

SoundLiberty 53のレビューまとめ

TaoTronics SoundLiberty 53は5,000円以下でありながら、6時間の連続再生が可能なバッテリー持続性と優れたフィット性能を備えた完全ワイヤレスイヤホンだ。

また、Bluetooth接続が非常に安定していてまったく音が途切れないのも高評価。使い始めて数日しか経っていないが、接続が途切れたり音が飛んだことは一度もない。

5,000円以下でここまでのパフォーマンスを発揮できる完全ワイヤレスイヤホンはそう多くはない。高コスパで実用的なワイヤレスイヤホンを求める人にはオススメだ。

カラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」の2種類。

販売価格は4,899円だが、アマゾンなら10〜15%の割引クーポンを適用できることがあるので、そのタイミングを狙うとさらにお得に購入することができる。

すけろく
すけろく
気になる人はすぐチェックだ!

では、今回はこの辺で。

すけろく(@sukeblog314)でした。

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