オーディオ

一万円以下の高音質完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS Truengine3SE」をレビュー

SoundPEATS Truengine3SEのレビュー

どうも、すけろく(@sukeblog314)です。

完全ワイヤレスイヤホンは通勤や通学、日々のリラックスタイムにおいて必須アイテムとなっている。特に1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの充実ぶりは目覚ましい。

アマゾンの売れ筋ランキングでもAirPods Proなど一部の高級イヤホンを除けば、そのほとんどを1万円以下の安価なモデルが占めている。

とはいえ、1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンのなかには高級イヤホンと比べて音質が数段劣っていたり、Bluetoothの接続が不安定な製品も少なくない。

1万円以下のリーズナブルな価格で高級イヤホンに匹敵する高音質の完全ワイヤレスイヤホン。それが、SoundPEATS(サウンドピーツ)の「Truengine3SE」だ

すけろく
すけろく
高コスパで高音質な優等生だ

本記事では「Truengine3SE」の特徴や使用感について紹介する。

SoundPEATS(サウンドピーツ)

Truengine3SEの特徴

SoundPEATS Truengine3SEの特徴
Truengine3SEはこんなイヤホン
  • デュアルダイナミックドライバー
  • AACとQualcomm aptX対応
  • 最大30時間の使用が可能
  • 充電端子にUSB Type-Cを採用
  • IPX5の防水性能

Truengine3SE」は2019年の発売以降大ヒットを続ける「TruengineSE」のブラッシュアップモデルとして登場した完全ワイヤレスイヤホン。

2重のドライバーユニットを搭載する「デュアルダイナミックドライバー技術」を採用したことで、低音域から高音域までバランスの取れた音質を実現している。

クアルコム社の完全ワイヤレスイヤホン向け最新チップ"QCC3020"を搭載し、AACとQualcomm aptXに対応しているため低遅延で接続安定性が高いのも特徴。

SoundPEATS Truengine3SEの付属品同梱品はイヤホン本体、充電ケース、イヤーピース3種類(S/M/L)、Comply(コンプライ)社の特製イヤーピース(Mサイズ)、充電用のUSB Type-Cケーブル。

SoundPEATS Truengine3SEのデザインイヤホン本体の形状は前モデルの「TruengineSE」と比べてそこまで大きな変更はくわえられていないものの、サイズは約15%ほど小型化されている。

ハウジング部分はピンクゴールドっぽいカラーリングにSoundPEATSのロゴが施されていて非常に洗練されたデザインだ。

また、この部分にはタッチセンサーが搭載されているため、音量調整や通話の受信/終了といったあらゆる操作をイヤホン側で行うことができる。

SoundPEATS Truengine3SE本体イヤホンにはイヤホンの内側、ドライバーが内蔵されている部分は透明になっていて、内蔵された2重のドライバーユニットが確認できる珍しいデザインになっている。

イヤホンはカナル型でフィット性は比較的高い。付属のComply(コンプライ)製イヤーピースを使用すればより高い密着感と深みのあるサウンドを楽しむことが可能だ。

SoundPEATS Truengine3SEの重量イヤホンの重量は片耳で約5g、両耳を合わせてもわずか約10gと非常に軽い。

SoundPEATS Truengine3SEのケース充電用ケースのサイズは縦40×横70×高さ30mm。手で握るとスッポリ隠れてしまうほど小ぶりなので、バッグの中に入れてもスペースを潰すことはないだろう。

ケース表面はサラサラした手触りで艶消しのブラックが美しい。ただ、少し触れるだけでもケース表面に指紋が付いてしまうので汚れはかなり目立つ。

Truengine3SEのケース重量充電用ケースの重量はイヤホンの重量も含めて約50g。このサイズ感の充電用ケースのなかでは飛び抜けて軽いように感じるが、そのぶん強度は高くなさそう。

SoundPEATS Truengine3SEの端子ケースの背面には充電用端子とLEDライトを配置。充電中はLEDライトが赤く点灯し、フル充電が完了すると自動でライトが消灯する仕組みになっている。

充電端子には汎用性の高いUSB Type-C端子を使用。前モデルの「TruengineSE」はMicroUSB端子を採用していたので、この変更は個人的に嬉しい点だ。

SoundPEATS(サウンドピーツ)

Truengine3SEの充電

SoundPEATS Truengine3SEの充電イヤホンの充電中はイヤホン本体に内蔵されたLEDライトが赤色に点灯し、こちらも充電が完了すると消灯する。

イヤホン本体のフル充電は約1.5時間ほどで完了し、一回のフル充電で最大約6.5時間のロング再生が可能となっている。

Truengine3SEの充電端子充電用ケースの充電は付属のUSB Type-Cケーブルを使用。ケースのフル充電には約2時間必要で、フル充電したケースだとイヤホンを約3.5回は充電可能だ。

フル充電したケースを使用すれば約30時間以上の連続使用が可能になるので、丸一日音楽を聴き続けても問題なくバッテリーが持続する。

ワイヤレス充電については前モデルの「TruengineSE」と同じく非対応。ワイヤレス充電可能なモデルとなると同シリーズの「Truengine2」をオススメする。

充電用ケースのバッテリー残量はケース内部に内蔵されたLEDライトで確認できる。バッテリー残量に応じて点灯するライトの数が変化するので非常に分かりやすい。

SoundPEATS(サウンドピーツ)

Truengine3SEの装着感

SoundPEATS Truengine3SEの装着感Truengine3SE」のフィット感はカナル型ということもあって高い。「TruengineSE」と比べて小型化し、耳の外側に飛び出る部分も減ったので装着性は向上している。

イヤホン自体もかなり軽量なので、装着している間も違和感や不快感を感じない。長時間の使用やスポーツなどの激しい動きにも充分対応できるだろう。

ただ、付属のイヤーピースが耳に合わないのか耳の奥深くまで差し込めている感覚は薄い気がする。それこそ、以前紹介した「ag TWS04K」のような感動はなかった。

ag TWS04Kのレビュー
【レビュー】マニアも唸る高音質な完全ワイヤレスイヤホン「ag TWS04K」はベストバイの一品どうも、すけろく(@sukeblog314)です。 完全ワイヤレスイヤホンの最大の長所はコードレスであること。コードが無いため使用...

Comply(コンプライ)社のイヤーピース試しに付属のComply(コンプライ)社のイヤーピースと取り替えて改めて装着した。

Comply(コンプライ)社のイヤーピースは体温に反応して柔らかくなる性質があるようで、取り換える前と比べてフィット感と遮音性ともにグッと向上したのを感じる。

SoundPEATS(サウンドピーツ)

Truengine3SEの音質

SoundPEATS Truengine3SEの音質Truengine3SE」は低音から高音までバランスの取れたフラットな音質が特徴的。

デュアルドライバーを搭載しているため低音と高音の分離感が優れており、音の広がりもそこそこ。耳にスッと入るような自然な音なので聴き疲れしにくい音質に感じる。

TruengineSE」に比べると低音が少し強くなった印象。ただ、SONYのEXTRA BASSシリーズのような重低音のド迫力な音が好きという人には物足りないかも。

また、Bluetoothの接続安定性も素晴らしく音飛びやノイズの混入は全くない。遅延もあまり感じないので音ゲーなどにも十分に対応できるレベルと言っていい。

総じて1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンとしてはお釣りがくる高音質だ。もちろん3万円以上するイヤホンには及ばないが、その差は縮まっているのは確かだろう。

SoundPEATSの次の完全ワイヤレスイヤホンがどのような仕上がりになるのか是非期待したいところだ。

SoundPEATS(サウンドピーツ)

Truengine3SEのレビューまとめ

SoundPEATS Truengine3SEの評価Truengine3SE」は安価でありながら高級イヤホンに迫る音質の完全ワイヤレスイヤホン。1万円以下のモデルのなかではかなり優秀なイヤホンと言えるだろう。

完全ワイヤレスイヤホンのデザインは簡素になる傾向にあるが、このモデルはデザインも洗練されている。音質とデザインのどちらも諦めたくない欲張りな人にオススメだ。

カラーバリエーションは「ブラック」のみ。販売価格は税込6,290円でコスパ良し。

すけろく
すけろく
高級イヤホンを買う前に是非試して欲しい!

では、今回はこの辺で。

すけろく(@sukeblog314)でした。

SoundPEATS(サウンドピーツ)
TaoTronicsのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 92」をレビューどうも、すけろく(@sukeblog314)です。 完全ワイヤレスイヤホンは「カナル型」と「インナーイヤー型」の2種類に分類される...
フィット感抜群の高コスパ完全ワイヤレスイヤホン「TaoTronics SoundLiberty 53」をレビューどうも、すけろく(@sukeblog314)です。 ワイヤレスイヤホンを選ぶ基準というのは人によって大きく異なる。イヤホンの音質が...
EarFun Free
【レビュー】ワイヤレス充電対応のEarFun Free 第2世代ワイヤレスイヤホンの実力は?どうも、すけろく(@sukeblog314)です。 5000円以下で購入できるワイヤレスイヤホンは最近の主流ではあるが、ワイヤレス...