オーディオ

ソニーのEXTRA BASSシリーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン「 WF-XB700」をレビュー

どうも、すけろく(@sukeblog314)です。

ソニーがノイズキャンセリング機能付きのスポーツ向けワイヤレスイヤホン「WF-SP800N」を含む、4種類のワイヤレスヘッドホンを新たに発売した。

ワイヤレスイヤホンで新たにシリーズに加わったのは「WF-SP800N」と「WF-XB700」の2機種。ソニーのワイヤレスイヤホンもかなり充実してきた印象だ。

今回はその中から、EXTRA BASSシリーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン「WF-XB700」をいち早く紹介する。

同モデルの価格は15,000円前後まで抑えられ、ソニーの従来のワイヤレスイヤホンと比べるとかなり手に取りやすい価格になっている。

すけろく
すけろく
2万円を切ってくると手が伸びやすいね

本記事では「WF-XB700」の特徴から使用感までをレビューしていく。

ソニー WF-XB700の外観と特徴

WF-XB700のパッケージWF-XB700はEXTRA BASSシリーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン。躍動感ある重低音とクリアな高音を実現することで、大迫力のサウンドを楽しむことができる。

カラーバリエーションは「ブルー」と「ブラック」の2色展開。僕はブラックを選択したが、ブルーも夏にピッタリの爽やかな配色でそちらも捨てがたい。

イヤホン単体での連続再生は約9時間。対応コーデックはAACとSBC。

Bluetoothの接続には『WF-1000XM3』と同じ左右同時伝送方式を採用していて、安定したBluetooth接続と遅延の少ない動画視聴が可能になっている。

左右同時伝送方式とは

左右のイヤホンがそれぞれ同時にBluetooth信号を伝送する方式。ノイズの混入や音切れが少なく、安定した接続を保つことができる。

ソニーWF-XB700の付属品同梱品は、ワイヤレスイヤホン本体、充電ケース、USB Type-Cケーブル、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)。

WF-XB700の特徴充電ケースにはマグネットが内蔵されているため、イヤホンをケースに近付けるだけで自然に正しい位置へと収納されるようになっている。

手元が暗くて見えづらい状況でも簡単にイヤホンを収納することができるので、収納の際にイヤホンが落下して故障するといったリスクも抑えられている。

すけろく
すけろく
AirPodsは収納するときよく落とすんだよね…

WF-XB700のイヤホン イヤホン本体は楕円形をした独特のフォルム。イヤホンの大きさは最近のワイヤレスイヤホンの中では決して小さくないものの、非常に軽量で重さはまるで感じない。

イヤホンはIPX4相当の防滴性を備えており、スポーツによる汗や軽い雨に振られても快適に使用することができる。本格的な梅雨に突入するこれからの時期にもピッタリだ。

ただし、あくまで防滴性なので完全な水没はなるべく避けるようにしよう。

IPX4とは

IPX4とは「あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」と定義された防水規格のこと。軽い雨や水しぶきに当たっても平気な程度の防滴性を備えている。

ソニーWF-XB700のイヤホンイヤホンを横から確認すると、階層構造のようになっていて厚みがあることが分かる。そのため、イヤホンを耳に装着した際はある程度外側に飛び出すことが想定される。

また、イヤホンには左右ともにボタンが付いていて、こちらで音量の調整や曲の再生/停止などの操作を行うことができる。

WF-XB700の重量イヤホンの重量は片耳のみで約8g、両耳を合わせると約15gと非常に軽い。

長時間の使用やトレーニングなどの激しい動きが想定される状況でも、耳に疲労感や違和感を残すことなく音楽を楽しむことができるだろう。

WF-XB700の充電ケース充電ケースは手のひらに乗るサイズで非常にコンパクト。重さも左右のイヤホンを含めて約60gとかなり軽いので手軽に持ち運びすることができる。

ケースの表面はサラサラとした手触りで、個人的に指が滑りやすい印象を受けた。ケースを操作する際は、誤って落としてしまわないように注意が必要かもしれない。

WF-XB700の持ち運びジーンズのポケットにもスッポリ入る大きさ。外出時にはポケットに突っ込んで持ち運びできるのでフットワークも自然と軽くなりそうだ。

ケースの取り扱いついては、蓋の部分が薄く設計されているためか、指で開けづらくなっている。そのため、片手がふさがった状態でケースを操作するのは難しい。

この点に関しては、ケースの蓋がしっかりと密閉されているということでもあるので、イヤホンの保護という観点ではかなり安心できる。

ソニー WF-XB700の充電

ソニーWF-XB700の充電イヤホンのバッテリーが少なくなると「バッテリーが少なくなりました、充電してください」というやけに丁寧なアナウンスが流れてきた。

イヤホン本体の充電は充電ケースにイヤホンを収納することで自動的に開始される。充電中はイヤホンのランプが赤く点灯し、充電が完了するとランプが消灯する。

イヤホンのフル充電にかかる時間は約2.5時間だが、10分間のクイック充電でも最大60分は再生できるので、寝る前に充電するのを忘れても困ることはないだろう。

WF-XB700の充電形式充電ケースの充電には付属のUSB Type-Cケーブルを使用。別売りのACアダプタやUSB-A端子付きのUSB充電器につなぐことで充電が可能となる。

充電ケースをフル充電した状態だと、イヤホンのバッテリーと合わせて最大約18時間は使用することができるので、2、3日なら余裕でもつだろう。

残念ながら「WF-XB700」は有線での充電のみ可能で、ワイヤレス充電には対応していない。家の中ではワイヤレス充電が中心の僕にとってこの仕様は不満が残る。

すけろく
すけろく
ワイヤレスに慣れると有線充電は面倒臭い…

ソニー WF-XB700のペアリング

WF-XB700のペアリングWF-XB700」のペアリング方法は非常に簡単だが、一応iPhoneでのペアリングの手順について紹介しておく。

充電ケースからイヤホンを取り出すとイヤホンのランプが青く点滅するので、iPhoneの[設定]から[Bluetooth]を選択。

WF-XB700のペアリング方法その他のデバイスの中から「WF-XB700」を選択すればペアリングは完了する。

一度ペアリングが完了すると、次回以降は充電ケースからイヤホンを取り出すだけで最後に接続していたデバイスに再接続することもできるようだ。

ただし、この自動での再接続の機能に関しては必ず機能するということではないらしい。僕の場合、iPhoneだと自動で再接続されたが、iMacでは再接続されなかった。

説明書にも「自動的に再接続されることがあります」という曖昧な表現で記載されているので、自動で再接続されるかどうかはデバイスによるということなのだろう。

ソニー WF-XB700の音質と装着感

WF-XB700の装着感実際に「WF-XB700」を装着してみた。イヤホン自体が厚みのあるデザインなので、大きく外側に飛び出してはいるが、耳との装着感は非常に良く安定感がある。

試しに頭を左右に振ってみると、多少イヤホンが外側に引っ張られる感覚はあるものの、イヤホンがズレるということはない。

最初のうちはイヤホンが外側に飛び出した感覚に違和感があったが、慣れてくるとイヤホンが耳にしっかり固定されている感覚に安心感を感じることができた。

WF-XB700の音質についても確認した。ピットブルの『International Love』では体の芯から揺さぶられるような大迫力の重低音に終始圧倒された。

Nico&Vinzの『Am I Wrong』では、ボーカルの美しいハイトーンが広大な空間に力強く響いている。曲の合間に度々挿入されるハンドクラップの乾いた音も心地よい。

音全体の印象としては真面目で硬めの音という印象。大迫力の重低音に綺麗に響く高音と、メリハリの効いた高級感溢れる音を存分に楽しむことができた。

すけろく
すけろく
耳の満足度が半端じゃないぞ!

ソニー WF-XB700のレビューまとめ

ソニーWF-XB700のレビューWF-XB700」はサウンドのクオリティ、価格帯、ワイヤレスイヤホンとしての機能性のどの観点から見ても素晴らしい仕上がりになっている。

なにより、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンでありながら価格が20,000円を大きく下回ってきたことが個人的に大きい。

ソニーが販売する5種類のワイヤレスイヤホンのなかでも最も安価なモデルになるため、今後エントリーモデルとしての役割を担っていくことが予想できる。

まだソニーのワイヤレスイヤホンを試したことがないという人にはオススメだ。

すけろく
すけろく
エントリーモデルとして是非手に入れたい

では、今回はこの辺で。

すけろく(@sukeblog314)でした。

ag TWS04Kのレビュー
【レビュー】マニアも唸る高音質な完全ワイヤレスイヤホン「ag TWS04K」はベストバイの一品どうも、すけろく(@sukeblog314)です。 完全ワイヤレスイヤホンの最大の長所はコードレスであること。コードが無いため使用...
HUAWEI FreeBuds 3i
ノイキャンを搭載したファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 3i」をレビューどうも、すけろく(@sukeblog314)です。 近年のスマートフォン端末の普及と動画視聴サービスなどの充実によって、ケーブルを...
EarFun Free
【レビュー】ワイヤレス充電対応のEarFun Free 第2世代ワイヤレスイヤホンの実力は?どうも、すけろく(@sukeblog314)です。 5000円以下で購入できるワイヤレスイヤホンは最近の主流ではあるが、ワイヤレス...