どうも、すけろく(@sukeblog314)です。
ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンは高価格である。それが今までの完全ワイヤレスイヤホン市場での常識だった。
ノイキャン搭載の完全ワイヤレスイヤホンの代表格である「AirPods Pro」で約3万円。ソニーの超人気モデル「WF-1000XM3
ただ、最近はノイキャン搭載のモデルでも手頃な価格で購入可能になっていて、6月に発売されたHUAWEIの「FreeBuds 3i
1万円以下でノイキャン搭載となるとその数はもっと少ない。あったとしても低品質だったり怪しいメーカーの製品が多く、購入にリスクを感じてしまうのが正直なところ。
1万円以下という手の届きやすい価格で、ノイズキャンセリング機能を搭載した高音質の完全ワイヤレスイヤホン。それがMPOW JAPANの「X3 ANC
本記事ではMPOW JAPANの「X3 ANC」の特徴や音質について紹介する。
MPOW JAPAN X3 ANCの特徴と外観

- 1万円以下の完全ワイヤレスイヤホン
- ノイズキャンセリング搭載
- 10mmダイナミック型ドライバー
- 対応コーデックはSBCとAAC
- IPX4の防水性能
MPOW JAPANの「X3 ANC
アメリカなどで「X3」として先行発売された後、ユーザーからの要望を取り入れて日本人向けに改良されたモデルで、長時間聴いても聴き疲れしない自然な音質が特徴。
イヤホン本体はIPX4の防水性能を備えているため水没には耐えられないまでも、トレーニングによる汗や軽い雨に濡れても快適に使用することができる。
同梱品は「X3 ANC」本体、充電用ケース、イヤーピース(S/M/L)、ソフトイヤーピース(S/M/L)、充電用Type-Cケーブル。
コンパクトな大きさであるにも関わらずハウジング部分に10mmのダイナミック型ドライバーを搭載しているため、しっかり響く迫力あるサウンドを楽しむことができる。
ノズル部分の窪みにはタッチセンサーが内蔵されていて直感的な操作が可能。音楽の再生/停止や音量調整といった操作のほか、Siriなどの音声アシスタントも起動できる。
サイズや形状がAirPodsの充電用ケースによく似て小型・軽量なので、パンツのポケットやシャツの胸ポケット入れて手軽に持ち運ぶことができる。
充電用のUSB端子はケースの底部分に配置されている。汎用性の高いUSB Type-C端子を採用しているため接続のストレスが少なく充電速度も向上しているようだ。
MPOW JAPAN X3 ANCの充電
充電用ケースと合わせて使用することで約24時間(ANC起動時)〜27時間の使用が可能になるため、バッテリー性能も優れていると言えるだろう。
ただ、充電中にイヤホン本体のバッテリー残量を確認するための工夫がみられないのが少し残念。確認するには一度デバイスに接続しなければならず少々手間がかかる。
MPOW JAPAN X3 ANCの装着感
また、ハードタイプとソフトタイプの2種類のイヤーピースが付属されているため、それぞれの耳に合わせてかなり柔軟にフィット感を調整できるようになっている。
僕の場合はハードタイプのイヤーピースではフィット感は微妙だったが、ソフトタイプのイヤーピースに付け替えるとフィット感がグッと向上するのを感じた。
MPOW JAPAN X3 ANCの音質
低音域は大迫力とまではいかないが、10mmの大口径ドライバーを活かした深みのある音が出ている。中高音域も低音に埋もれることなく自然に響いている。
肝心のノイズキャンセリング機能については想像していたほど強力ではないが、音楽を楽しむのに邪魔にならない程度に適度にノイズを取り除いてくれる。
AirPods Proのノイズキャンセリング機能は圧迫感を感じるほど強力で気持ち悪くなることもあるが、本製品のそれは自然にノイズをカットしてくれて心地よい。
ただ、エアコンや空気清浄機などのノイズは効果的に打ち消してくれるが、風切り音などに関しては比較的効果が薄くすり抜けてくるように感じた。
MPOW JAPAN X3 ANCのレビューまとめ
ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンを1万円以内に収めてきたことも見事だが、音質も決して悪くなく充分満足できるレベルに仕上がっている。
カラーバリエーションは「ブラック」のみ。販売価格は9,880円と超お手頃な価格。
では、今回はこの辺で。
すけろく(@sukeblog314)でした。
