どうも、すけろく(@sukeblog314)です。
近年のスマートフォン端末の普及と動画視聴サービスなどの充実によって、ケーブルを必要としない完全ワイヤレスイヤホンは我々の生活に欠かせないものとなっている。
なかでもノイズキャンセリング機能が搭載された完全ワイヤレスイヤホンは、通勤や通学などの騒がしい場所でも音楽に没入できることから非常に人気が高い。
しかし、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンは非常に高価になる傾向にある。ほとんどが2万円以上で、高いモデルだと4万円近いものもある。
いくらノイズキャンセリング機能が魅力的だといっても、一般的な金銭感覚を持つ人にとってワイヤレスイヤホンに3万円をポンッと出すのは難しいだろう。
2万円以下という手頃な価格帯で購入できて、ノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。それが「HUAWEI FreeBuds 3i」だ。
スマートフォン市場において成長を続けるHUAWEIにとって最新モデルとなる完全ワイヤレスイヤホンで、価格も税抜14,800円とエントリーモデルとしてはピッタリ。
本記事では「HUAWEI FreeBuds 3i」の特徴から使用感まで紹介する。
HUAWEI FreeBuds 3iの外観と特徴
「HUAWEI FreeBuds 3」がHUAWEIの技術を詰め込んだハイエンドモデルだったのに比べて、「HUAWEI FreeBuds 3i」はノイズキャンセリング機能に特化したモデル。
「HUAWEI FreeBuds 3」はイヤホンの形状にオープンフィット型を採用していたが、「HUAWEI FreeBuds 3i」ではより密閉度の高いカナル型に変更された。
そのため、ノイズキャンセリング機能による技術的な遮音と、イヤーピースによる物理的な遮音が掛け合わさって「HUAWEI FreeBuds 3」より高い遮音性能が期待できる。
対応コーデックはSBCとAAC。防水防塵性能はIP54相当となっている。
粉塵が内部に侵入するのを防ぎ、あらゆる方向から水の飛沫を受けても有害な影響を受けないと定義された防水防塵規格のこと。
このタイプの収納方法だと、充電ケースからイヤホンを取り出すのが難しくなることが多いのだが、「HUAWEI FreeBuds 3i」は軸の部分が尖っていて取り出しやすい。
また、充電ケースにはマグネットが内蔵されているため、イヤホンをケースの窪みに近づけるとカチッと収納できるようになっている。イヤホンの落下防止対策も万全だ。
丸みを帯びたフォルムが特徴的なAirPodsと比べると、「HUAWEI FreeBuds 3i」の方が多少角張っていてシャープなフォルムになっている。
また、ハウジング部分に搭載されたタッチセンサーによって、ノイズキャンセリング機能のON/OFFや音楽の再生/停止といった操作を行うことも可能だ。
ただし、このタッチ操作で音量の調整をすることはできないようだ。再生/停止ができるのに音量の調整ができない理由は分からないが、不便に感じる人も多いだろう。
イヤホン単体での再生時間は約3.5時間で、バッテリーの持続時間は決して長くない。そのため、長時間の使用は想定されていないと思うが軽いに越したことはないだろう。
「HUAWEI FreeBuds 3」のケースが完全な円形だったのと比べると、本製品のケースは随分と細長い形状に変更されているのが分かる。
「HUAWEI FreeBuds 3i
そのため、HUAWEIのスマートフォンを持っている人ならば煩わしい手順をすっ飛ばしてワンタッチでペアリングを完了できる。
また、iPhoneなどHUAWEI以外のデバイスでも自動ペアリング機能が使えるので、ケースからイヤホンを取り出すだけで最後に接続していたデバイスに再接続できる。
HUAWEI FreeBuds 3iの充電
イヤホンの充電は充電ケースにイヤホンを収納することで自動的に開始される。この点は一般的なワイヤレスイヤホンと同じ仕様なので混乱することもないだろう。
イヤホンの充電状況の確認はケース内部に内蔵されたLEDライトの色で判断できる。イヤホンのバッテリー残量に応じて赤→黄→緑とライトの色が変化する仕組みだ。
ちなみに、イヤホンのフル充電にかかる時間は約1時間とわりと短くなっている。
前モデルの「HUAWEI FreeBuds 3」がワイヤレス充電に対応していたので、充電の利便性は下がっているが、その分価格も安くなったので釣り合いは取れているだろう。
ケースのフル充電には約1時間40分ほど必要で、もちろん急速充電にも対応済み。
HUAWEI FreeBuds 3iの装着感
」以上にフィットしている感覚がある。
ただフィット感は非常に高いものの圧迫感は感じない。これは耳に挿入する部分がかなり小さく設計されているからで、それ故に装着している間は全くストレスを感じない。
遮音性については、カナル型が採用されていて耳の奥深くまで挿入できるため、ノイズキャンセリング機能を使用せずとも周囲の音を十分に遮断してくれている。
次にクーラーと扇風機と空気清浄機を起動した部屋でノイズキャンセリング機能を有効にしてみたが、わずかに起動音が聞こえる程度にまでノイズを遮断することができた。
ただ、フライパンでパチパチと油が跳ねる音のような高音域については、空調設備が発する低音よりもノイズキャンセリング機能の効果が薄いように感じる。
HUAWEI FreeBuds 3iの操作性
というのも、本製品のタッチ操作で可能な動作はノイズキャンセリング機能の切り替えと音楽の再生/停止の2種類だけで、非常にシンプルな操作性だからだ。
- ノイズキャンセリング機能のON/OFF→長押し
- 音楽の再生/停止→2回タップ
また、HUAWEIのスマートフォンと組み合わせた場合にはイヤホンの自動装着検知機能を使用できる。この機能は便利だがHUAWEIユーザーだけが使用できる特権だ。
ただ、耳からイヤホンを外したときに自動で再生が停止される機能については、HUAWEIのスマートフォンじゃなくても適用されるらしい。
そのためHUAWEIユーザー以外は、イヤホンを外せば自動で再生が停止されるが、イヤホンを装着しても自動で再生が開始されないという中途半端な状況になる。
この点は機能として中途半端だと感じたので今後の改善に期待したいところだ。
HUAWEI-FreeBuds 3iの音質
14mmのダイナミックドライバーを採用していた「HUAWEI FreeBuds 3」と比べると、低音の迫力ではやや劣るものの、深みのある低音をしっかり響かせてくれる。
また、ワイヤレスイヤホン特有のホワイトノイズが全く聞こえないのも特徴的。そのため、ノイズキャンセリング機能を有効にすると音楽の世界に没入することができた。
イヤホンから流れる音の印象は自然で素直なサウンドという感じ。ありのままの音が表現されているので、ジャンルを問わずあらゆる音楽を楽しむことができるだろう。
HUAWEI FreeBuds 3iのレビューまとめ
ノイズキャンセリング機能を搭載したモデルでありながら、手軽に購入しやすい1万円台半ばという価格を実現していることは非常に魅力的。
今後、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンの購入を検討している人にとって、有力な候補になり得るモデルと言っても過言ではないだろう。
カラーバリエーションはホワイトとブラック(2020/7月以降発売)の2種類。
販売価格は税抜き14,800円。全国の家電量販店やアマゾン、楽天などから購入できる。
気になる人はすぐにチェックして欲しい。
では、今回はこの辺で。
すけろく(@sukeblog314)でした。

