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【レビュー】マニアも唸る高音質な完全ワイヤレスイヤホン「ag TWS04K」はベストバイの一品

ag TWS04Kのレビュー

どうも、すけろく(@sukeblog314)です。

完全ワイヤレスイヤホンの最大の長所はコードレスであること。コードが無いため使用できる状況に制限が少なく、有線イヤホンと比べて利便性や機能性が格段に高い。

一方で、完全ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンよりも音質が劣っていたり、イヤホンと充電ケースのバッテリーを定期的に充電する必要があるなど短所も目立つ。

完全ワイヤレスイヤホンで音質の良さを求めるなら、選択肢は自ずと各メーカーのハイエンドモデルに絞られる。そして、その価格帯は約2〜4万円と非常に高価格だ。

また、バッテリーは充電ケースと併用して約20〜30時間も持続すれば長いほう。使用頻度が低い人なら困らないが、毎日長時間使用する僕にとってはこれでも短いと感じる。

1万円半ばという手頃な価格で購入できて、超ロングバッテリーを搭載した高音質の完全ワイヤレスイヤホン。それが「ag TWS04K」だ。

「ag TWS04K」は国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2020 SUMMER」で金賞を受賞していて、音響のプロから非常に高い評価を得ているモデル。

すけろく
すけろく
まさに"絶対買い"のイヤホンだ

本記事では「ag TWS04K」の特徴や音質、使用感について紹介する。

ag TWS04Kの特徴と外観

ag TWS04Kの特徴
ag TWS04Kはこんなイヤホン
  • Qualcomm aptX対応の高音質
  • 最大180時間のロングバッテリー
  • モバイルバッテリー機能を搭載
  • IPX7の防水性能
  • 装着感抜群のイヤーピースを付属

ag TWS04K」は日本のオーディオブランド「final」が全面監修した完全ワイヤレスイヤホン。その音質の良さから発売以来、マニアのサブ機として支持を集めている。

final独自の音響技術によって、完全ワイヤレスイヤホン特有の聞き疲れしやすい高音域を抑え、美しく伸びのある高音域とクリアなボーカルを実現している。

コーデックはSBCやAACだけでなく、高音質かつ低遅延なQualcomm aptXにも対応。そのため途切れにくく安定したBluetooth接続が可能だ。

最大の特徴は充電ケースをモバイルバッテリーとして使用できること。2600mAhの大容量バッテリーを搭載することで、最大180時間の音楽再生が可能になっている。

ワイヤレスイヤホンのバッテリーは充電ケースを使用して30時間持続すれば優秀なので、最大180時間の使用が可能というのは驚異のバッテリー性能と言えるだろう。

すけろく
すけろく
充電の手間が減るのは嬉しい!

ag TWS04Kの同梱品同梱品はag TWS04K本体、充電ケース、USB Type-Cケーブル、イヤーピース(final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様)5サイズ。

ag TWS04Kのデザインイヤホンの形状は楕円形でコンパクトなサイズ感。ハウジング部分に多機能ボタンが内蔵されているため、音量調節や曲の再生/停止などの操作を簡単に行うことができる。

タッチ操作と違ってボタン操作は誤操作が少ないので個人的に嬉しい仕様。また、イヤホンはIPX7の防水性能を備えているので万が一水没しても安心だ。

ag TWS04Kの外観カナル型の完全ワイヤレスイヤホンで耳の奥深くまで挿入できるフォルム。ノイズキャンセリング機能は非搭載だが、遮音性が非常に高く周囲の音は全く気にならない。

イヤーピースはfinalの「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を付属。柔らかいシリコン製で耳にピッタリ吸い付くので耳が疲れにくく、低音の立体感を高めてくれる。

ag TWS04Kの重量イヤホンの重量は片方で約4.5g。左右あわせても約9gなのでかなり軽量。

ag TWS04Kの充電ケース充電ケースは革シボ仕上げで加工されているためお洒落なデザインになっている。

充電ケースのサイズは縦45×横75×高さ34mm。モバイルバッテリーとして使用できるように大容量バッテリーが搭載されているのでサイズはそこそこ大きい。

パンツのポケットに入れて持ち運ぶことは可能だが、厚みがあるのでジーンズやタイトなパンツだと膨らみが気になるかも。ゆったりしたパンツなら問題なさそうだ。

ag TWS04Kケースの重量充電ケースの重量は約101gと、大容量バッテリーを搭載したぶんかなり重い。

ag TWS04Kの充電端子充電ケースの側面には充電用のUSB Type-C端子を配置。MacBookと同じUSB Type-C端子を採用しているので、Macユーザーならケーブルを1本にまとめられて便利だ。

ag TWS04Kの充電

イヤホンの充電方法は一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同様で、充電ケースにイヤホンを収納すると自動的に充電が始まる仕組みになっている。

イヤホンの充電中はハウジング部分のLEDランプがオレンジ色に点灯。約2時間でイヤホンのバッテリーがフル充電され、一回の充電で約9時間の連続再生が可能になる。

また、片方のイヤホンを充電しながらもう片方で音楽を聴くこともできる。ただ、再生中や通話中に親機を収納すると再生が停止したり通話が途切れたりするので注意。

デバイスによって挙動は異なるとは思うが、iPhoneの場合は親機をケースに収納すると音楽が一時停止し、その後に親機が自動で切り替わるという順番だった。

ag TWS04Kの充電方法充電ケースのバッテリーは付属のUSB Type-Cケーブルを使用して充電する。フル充電には約4時間かかるが、それで最大180時間使用できるなら長いとは感じない。

ちなみにワイヤレス充電には非対応。残念ではあるが、内蔵の大容量バッテリーを充電するにはワイヤレス充電だと時間がかかり過ぎるし、技術的にも難しい。

モバイルバッテリーをワイヤレスで充電する技術も進歩しつつあるので、今後ワイヤレス充電対応で大容量バッテリーを搭載したモデルが発売されるのを期待したい。

ケースの充電中は、充電ケースに内蔵されたLEDインジケーターがバッテリー残量に応じた色で点滅するようになっている。

LEDバッテリー残量
0〜10%
10〜90%
90〜100%

モバイルバッテリーとしての性能


ag TWS04K」の充電ケースはモバイルバッテリーとして使用することができる。出力は最大5V/1Aで通常充電に相当するので、iPhoneを1回充電できるくらいの容量。

出力用の端子はUSB Type-C端子しか用意されていないので、モバイルバッテリーとして使用する場合は注意が必要だ。

モバイルバッテリー機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンといえば「cheero Wireless Earphones Bluetooth 5.0」があるが、音質と装着感ではag TWS04Kの圧勝。

価格に1万円近い差があるので比較すること自体おかしいが、個人的には1万円余分に支払うことになっても「ag TWS04K」をオススメする。

ag TWS04Kのフィット性能

ag TWS04Kのフィット性能ag TWS04K」のフィット性能については"極上の装着感"という言葉がふさわしい。

イヤーピースが耳道に吸い付く力は強力なのに圧迫感や異物感は感じない。特にイヤホンを耳から外すときにその吸着力の高さを実感できる。

頭部の激しい上下運動やジャンプ運動、咀嚼したときの骨格の動きなど様々な動作でフィット性能を試したが、イヤホンがズレることはなかった。

これまで様々な完全ワイヤレスイヤホンのフィット性能を検証してきたが、咀嚼による骨格の動きに対応できるイヤホンは少なかった。

当然個人差はあると思うが、そのフィット性能はズバ抜けて優秀と言えるだろう。

ag TWS04Kの音質

ag TWS04Kの音質ag TWS04K」の音質は、ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を搭載しない完全ワイヤレスイヤホンとしては最高ランクの音質だ。

特に中高音域の透明感は素晴らしく、女性ボーカルの高音は大迫力で圧巻。低音については重低音とまではいかないが、深みのある低音がしっかり出ているのを感じる。

また、低音から高音までそれぞれの音が互いに埋もれることなく響いているため、これまでは気づけなかった音もクリアに聞き取ることができた。

2万円以下の完全ワイヤレスイヤホンだと「NUARL N6 Pro」の音質も飛び抜けて素晴らしいが、「ag TWS04K」の音質もそれに並ぶレベルの高さだろう。

ag TWS04Kのレビューまとめ

ag TWS04Kのレビューこれまで様々な完全ワイヤレスイヤホンを試してきたが、「ag TWS04K」は1万円半ばで購入できる完全ワイヤレスイヤホンの中ではNo.1だと感じている。

音質の良さにくわえて、デザインや機能性まで洗練されていて欠点が見当たらない。音質にこだわりがある人にも自信を持ってオススメできる完全ワイヤレスイヤホンだ。

カラーバリエーションはブラックのみ。販売価格は税込15.800円で、アマゾンや楽天、SNEXT DIRECT SHOPから購入することができる。

すけろく
すけろく
是非試してみてね!

では、今回はこの辺で。

すけろく(@sukeblog314)でした。

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